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2011-01 | ARCHIVE-SELECT | 2011-03

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高橋秀実著 「おすもうさん」

おすもうさん

お相撲は日本固有の、藝術である。

例えば自分を見失ったり自信を無くしたりした時。
自分の立ち居地が解らなくなった時。

そんな時、相撲を考えてみると日本人としての自分が、なんとなく解るのである。

昨今 八百長問題で相撲界騒がしいが、なんともギスギスした世の中になったもんだと、ちょっと哀しい。
曖昧なままでしか古式伝統は守れるはずも無く、そこを完全否定してしまっていいのか。
意味も無く「そういうもんだ」と納得してしまうものが、世の中にひとつやふたつあってもいい。

そして、それが日本のありようを体現している事も忘れてはならない。
日本が素敵だったり、ダメな部分も相撲を見てると良くわかる。

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春日錦「立ち合いは強く当たって流れでお願いします」
清瀬海「了解! では流れで少しは踏ん張るよ」

鍛え抜かれた日本人同士のポテンシャルは高い。
しっかり魅せてくれた。
そこへいくと、さすがに新参の外国人はまだまだ芸が未熟。



しかし私は思うのである
それも含めて楽しむ事が、プロのおすもう。
アマチュア相撲の味気なさを考えてください!

相撲にはアスリートとしてのガチもあれば、芸事もある。
今時ちょんまげつけて、伊達に太ってはいないのですから。

高橋秀実さんという方の「おすもうさん」という本が面白い。
目次だけ見てもその日本的精神が見て取れる。

おすもうさん 目次

相撲は完全に時代とフィットしていないが、そのふり幅が大きければ大きいほど面白いのは言うまでもない。
そして、その不思議さを愛してしまう。

そもそも自分ではとうてい出来ないことを、表現してくれるモノを我々凡人は敬意を込めて「芸術」と呼ぶ。
更にそれらの意味を説明すら出来なければ、そのランクは高い。

この本の中で、相撲の「待った」を言及する項目が秀逸。
どこのスポーツに待ったなんておよそスポーツマンらしからぬ制度があるのだろうか?
しかしよく考えてもらいたい、お互い気合十分ならばOKだけど、どうも乗らなければ自己申告して「待った」するのである。
そして、相撲は待ったされた方であれ それを許すのである。
お互いを尊重するのである。

ある意味フェアじゃないか?
日本人としての美徳ですらある。


スポーツの形をとる芸だからこそ、美しい。

更にその美しさは、日本固有の伝統を引きずっているから単純ではないのである。

2011年2月  自宅にて観覧
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玉子人形 横綱
豊工芸所謹製とあります。
玉子を使ったシリーズは数々ありますが、この横綱人形がポピュラーですね。
金糸をあしらった化粧まわしが丁寧です。
円柱型の元箱もいい味出してます。

玉子人形横綱 前 玉子人形横綱 後 玉子人形横綱 元箱



おすもうさん index

OLYMPUS E-330
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL 25mm (35mm換算値 50mm) f2.8
4/3型 LIVE MOSS  7.5 megapixels
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おすもうさん date
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JOJO広重著 「みさちゃんのこと」

みさちゃんのこと

芸術から離れようとすることは、藝術である。

古くはウルトラビデ、現在は非常階段というノイズ音楽集団で活動。
また関西のオルタナ界を紹介してきたアルケミーレコードの主宰者でもある JOJO広重のブログ本。

非常階段というと、ステージでオシッコしたり脳みそに纏わりつく不愉快な爆音ノイズを撒き散らして暴れる傍若無人っぷりが見事なくらい。
この本に見るJOJOは、その悪魔なイメージとはかけ離れた清廉な人となりを垣間見せる。

ギャップ?

いいえそれは当たってはいない。
人はみな陰陽併せ持つ特質がある。

ライブでの彼は、それが好きでパフォーマンスする正直者に過ぎない。
もっと言えば、そうする事で自己解放する術を知ってしまったのではないだろうか。
どうにも普通に心地よい音楽を普通に演奏する芸術性を見限っている。
正直であろうとすれば、芸術から離れなければ心地良くなれないのかも知れません。
彼の特異性が出てしまうのですね。

ノイズ音響の美は破壊の果てにうごめく。

芸術から遠く離れれば離れるほど、藝術に近ずくというアイロニー。


さて、JOJOのブログをまとめたこの本に見る彼は、普段何を考えどう世の中をとらえているかを知ること以外にその不埒な(笑)音楽活動に至る人格形成及び私生活が素直に語られている。
ブログで語られた部分は、私的に付き合いのある筆者であるからあまり興味はないのですが、ボーナストラックの項目は面白く読んだ。
エッセイというよりは、単行本としての読物を意識させているのである。

小説家としての第一歩の様相。

虚実の真偽はともかく、どう読ませるかの闘いに出ましたね(笑)
思い出を語りつつ細かなディテールを紡ぐ。
やりますなぁJOJO(笑)

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先日、そんな悪魔だか天使だか解析不明と思われているJOJOを解明しようという、おかしなイベントを見てきました。
悪魔のくせして、天使を装う罪は重罪だ!
という公開裁判のテイ。

イベント JOJO裁判 チラシ イベント JOJO裁判 イベント JOJO裁判

弁護側資料としてアップリンクから渡された資料には、この本にも掲載された部分がコピーされていました。
まあ、暖かいモノ言いの言葉が綴られた人格者としての「天使」をもってして弁護に値しているようです。
実は私、検察側資料が欲しかったんですが(笑)なかったのでしょうか。
途中から入場したのでもらえませんでした。

悪魔部分は、その功罪にあると思うのですが検察側のツッコミにあの手この手で言葉巧みにエンターテインメントしてしまうJOJOの独演会になってしまってましたね。
非常階段のありようが、内向し自閉する現代人を救っているのですから、これは明らかに検察側の敗北なのですが。

しかし、懲役56億7千万年の有罪判決。

JOJOは勿論控訴
ヘンな遊び見つけちゃって、困ったもんだ(笑)

2011年2月  自宅にて観覧
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なまはげこけし
悪い子はいねがー っと怒鳴ってズケズケ入ってくるなまはげ。
悪をもって世直しする様は、JOJO思想(笑)

なまはげこけし 前 なまはげこけし 後



みさちゃんのこと index

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映画 「人生万歳!」

人生万歳!

うまくいくなら なんでもありは、藝術である。

ウディ・アレンの映画は、やたらセリフが多くて疲れてしまうんだけど、これは楽チンでよかったな。
恵比寿ガーデンシネマ最後のロードショー上映作品とのことでした。

note
題名: 人生万歳!
原題: WHATEVER WORKS
製作年: 2009年
製作国: アメリカ
日本公開: 2010年12月11日
(恵比寿ガーデンシネマ ほか)
上映時間: 1時間31分
配給: アルバトロス・フィルム
カラー/ビスタサイズ/SDDS

監督・脚本: ウディ・アレン
撮影: ハリス・サヴィデス
編集: アリサ・レプセルター
衣装: スージー・ベイシンガー
美術: サント・ロカスト
製作: レッティ・アロンソン / スティーヴン・テネンバウム
主演: ラリー・デヴィッド / エヴァン・レイチェル・ウッド

人生万歳!
© 2009 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.

point
『それでも恋するバルセロナ』などの名匠ウディ・アレン監督の通算40作目となるラブコメディー。
久々に舞台をヨーロッパから古巣ニューヨークに移し、くたびれた中年男性と若い娘の奇妙な恋愛模様を映し出す。
主役を務めるのは、アメリカを代表するコメディアンのラリー・デヴィッド。
その恋人を『レスラー』のエヴァン・レイチェル・ウッドが熱演する。
いかにも都会的ウイットに富んだ会話と、複雑な人間ドラマに笑いがこみ上げる。

story
かつて物理学でノーベル賞候補にもなったボリス(ラリー・デヴィッド)は自殺を図るが失敗。
命は助かったものの結局妻とも離婚し、大学教授の地位も失ってしまう。
今では古いアパート住まいの彼は、ある晩 南部の田舎町から家出してきたメロディ(エヴァン・レイチェル・ウッド)という若い女性に同情し、家に上げるが……。

(シネマトゥデイ より引用)


中年男とおよそ不似合いな若い女性とのロマンスも、収まるところにキッパリおさまっての、めでたしめでたし映画。

歳差婚もインテリ差婚もお構いなしに、全て当人同士上手くやってればそれでいいのだ。
他人がどうこう言っても関係なしで、まあなんでもあり。
都合のいい具合にスピーディに展開して、なんか気持ちよい。

ユニクロやシネマ・ヴィレッジなど今のNY風景をさりげなく映すのも素敵ですね。
例えば東京という都会で、東京タワーを映すのではなく押上のスカイツリーをなんとなく(ここが大事)背景に入れるのに似ている。
もうひとつこの映画で気に入ってるのが、主人公ボリスのアパートのやれた感じが洒落ていること。
こんなとこに住みたいなあ…
調度品も捨てがたい魅力に溢れていて、スクリーンから目が離せませんでした。

使い込んだがっしりした木製テーブルの上にあるコンロ!
ガスだか電気だか解りませんが、このステンレス製のふたくちコンロが凄くいい!!

人生万歳! コンロ
© 2009 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.

こんな、いかにも独身仕様のコンロが欲しいなぁ。
大げさでもなく機能だけの業務用みたいなコンロ。

もしかしてホットプレートかも…。
だとしたらちょっと違うけど、こんなコンロを私の6畳一間のアパート台所に置きたい。
安っぽい生活してるけど、こだわるところは無駄にこだわるのが男でしょ(笑)


ボリスの部屋に同居する若い女性メロデイ。
その母親の変貌ぶりが面白い。

娘のミスコンに同行し、その模様をコダックのポケットカメラで写しまくったその写真が認められ、才能を開花。
「コダックの小さいカメラ、使いやすいのよ」
と、愛すべきアメリカ南部おばさんっぽいセリフがいい。
これがニコンの一眼レフやライカのレンジファインダーじゃいけません、コダックの小さいやつ!が、保守的でいいのです。
人の良さが出ます。

カメラに拘らず、撮るべき対象を愛して突撃するや良しです。
その愛の強さは写真に出るものだし、それが技術を凌駕し人を惹きつけるのでしょう。

そんな保守的南部女性の典型が、あれよあれよという間に売れっ子カメラマンに。
そのヒョンな自信から、自己解放し奇妙な三角関係を構築。
見事で怪しいヒップなニューヨーカーに変身。
万事、好きこそものの上手なり。

芸術家になった女房とヨリを戻すどころか、旦那はなぜかホモ開花で、これまたお相手見つけて上手くいったりしちゃう。
ここは一番笑った。

それぞれが、おのおのの道理でインモラルを軽く飛び越えてしまう。

うまくいくなら、なんでもあり。
そんなこんなでラストは幸福の大円団。

こんな映画みたいに世の中うまく運ぶわけはないでしょうが、人生訓としては そんなもんかもなぁ…って。
ウディ・アレンの思想は正しい。

2011年1月  東京 恵比寿ガーデンシネマ1 にて観覧
映画紹介
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スキーする熊こけし
熊がスキーをしてたっていい、なんでもありだ おみやげこけし(笑)
なかなか綺麗なストックさばきじゃありませんか!この熊さん。

スキーする熊こけし 前 スキーする熊こけし 後



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浅田政志 写真集 「浅田家」

写真集 浅田家

楽しいことは、藝術である。



浅田家

両親と二人の息子の4人家族。
写真家 浅田政志さん本人入れての家族写真を装う、ケッサクで微笑み溢れる写真集。

まず家庭情景設定からして楽しそう。
記念写真の新しい感覚。

演じるという事。

記念写真というと改まってカメラの正面に向かい、その日一番の良い顔を繕うのが常。
そのうそ臭さを否定するのは簡単だが、この写真集はその記念写真のそんな基礎を肯定しつつ、記念写真をありがちに真似て見せる。
どんな家族にも独自の歴史があって、いい思い出も辛いひとときもあった筈です。
それを作り込んでゆく秀逸さがある。
その家族の色を鮮やかに『真似て』みせるのである。

あるシチュエーションを与えて、その中に身を置くことで「演じる」わけである。

しかも家族というくくりがあるので、なんともほのぼのとする。
非リアリズムの中でこそ家族肖像は投影される。

写真集「浅田家」写真集「浅田家」
                                            © 浅田政志

その写真情景を提示されて思うのは、こんな撮影はきっと現場は楽しいんだろうなぁ…
と、いうこと。
その設定を決める前段階の打合せは、もっと楽しいはずでしょうね。

いいなぁ 楽しいのって。

浅田政志さんは、この手法で家族を募集している。
この新しく楽しい手法は、きっと色々な家族を幸せにしていることでしょうね。

2011年1月 自宅にて観覧
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火消しこけし
写真集「浅田家」の表紙を飾る消防士にちなんで火消しを選んでみました。
い組のまといを手ににっこりしている。
まといの下がりが紙製なのでボロボロと崩れ落ちているのが残念ですね。

火消しこけし 前 火消しこけし 後



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