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風流TOKYO堂 #1 細野晴臣&春風亭昇太

風流TOKYO堂 #1

眠いは、藝術である。


落語と音楽の融合イベント第1回!
で、春風亭昇太さんと細野晴臣さん。

昇太さんの出し物は古典「崇徳院(すとくいん)」
この噺、サゲがどうにも苦手なんです。

主人公と床屋の客が、すったもんだの挙句に鏡を割ってしまいますが「割れても末に、あわんとぞ思う」で終わる。

これは小倉百人一首・崇徳院の句
「瀬を早み 岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思ふ」の句を題材にした噺です。
「川の流れが早く、水が滝になり岩に当たって二つに割れても、すぐに合うように、のちに仲は戻る」という意。
下の句「われても末に、逢わんとぞ思ふ」の駄洒落というサゲ。

これが今聞くハナシとして洒落てるかなぁ…とぞおもふ。

この百人一首ネタのサゲを、鬼才 桂枝雀さんはあっさり捨てているのである。
潔くていい。
「互いに探す相手が知れまして一対の夫婦が出来上がります。
崇徳院というおめでたいお話でございます」

これだけだった。

古典ということへの取組み方を試されるのである、この噺。多分。


さて、今日はロックと落語の融合デイでございます。
カツゼツの悪さを利点にしてしまう程のパンクな昇太さんですから、伝統でもなく枝雀テイストでもなく不思議なサゲを期待したんだけど。
伝統どおりに終えてた。

「明日死ぬかもしれないし、好きなことをしていきたい」

そう言ってたじゃないか、期待を裏切ってくださいよ、もっと。
ロックじゃねえなあ、せっかくこんな日なのに(笑)
というか、古典やるの?新解釈なしで?
創作を、てんやわんやの昇太ワールドで味わいたかったのにぃ…

客なんてわがままなもんですね(苦笑)

落語タイム後、「城好きの人」というシングルを出したってんで歌うんだけど、これがまた出だしからミスる味。
ムーンライダーズの岡田徹作曲演奏といってもムード歌謡です、なんかこっちの方が新解釈で「らしい」
幕間に城フェチ昇太さん、足軽コスで登場しての撮影会(笑)
お城といったらお殿様だろうに、なぜに足軽?
ロックだなあ…。

春風亭昇太

当日、司会もやってた寒空はだかさんが良かった。
皇室をいじったあと、「東京タワーの歌」。
耳に残るが、心に残らない の名言に爆笑。
素晴らしい!
テクノっちゃあテクノな「スカイツリーの歌」でしめたりなんかしてオシャレ。

寒空はだか
■寒空はだか/東京タワーの歌(EP) OZ disc OZD-048 ¥1000


最後に細野バンドのライブ。
糖尿病一歩手前で、眠い眠いのボソボソ喋りで笑いをとって。
この「眠い」に細野晴臣が凝縮してますね。

らしい。

『しんしんしん』を歌う
「都会の雪は汚れてて当たり前 そんなばかな 誰が汚した」
ここで終わらず

僕が汚した 君が汚した

と加えたのね…凄いな細野さん。
今をちゃんと据えているのだ。
たとえ眠くてもロックしてます。

そんなこんなで、ラストはこの日出演した全員揃ってHISの名曲「幸せハッピー」を。

細野晴臣 忌野清志郎 坂本冬美 でHIS  2006年の名演


2012年2月13日  東京 渋谷大和田 さくらホールにて観覧
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居眠り小坊主こけし
小坊主にねずみ柄があるところを見ると一休さんなのでしょうか?
木魚を枕に、眠い眠いのカワイイお坊さんです。
居眠り小坊主 前 居眠り小坊主 後



風流TOKYO堂 #1 index

NIKON D-700
AF-S Micro NIKKOR 60mm f2.8G ED
36×23.9mm CMOS  12.1 megapixels
adobe PHOTOSHOP 5.5

風流TOKYO堂 #1 date
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| 舞台 | 11:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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志の輔らくご in PARCO 2012

志の輔らくご

想いというのは、藝術である。

人は想像や空想が出来るものは、全て実現できると信じるべき。
タイムマシーンもいずれ可能と、大見得きってのばかばかしいハナシへと向かう

創作「タイムトラブル」
授業に40分遅刻の先生が、だって目の前に宮本武蔵が現れたんだから仕方あんめえ…の弁解。
そもそもファンタジーエピソード満点なくせして、先生と生徒のリアルな滑稽やりとりに笑い。

創作「メルシーひな祭り」
外国の要人の奥様とお嬢ちゃんが、雛人形の魅力にとりつかれ帰国寸前に実物を見てみたいと所望。
成田空港そばの寂れた街の町内会が、大活躍にして間の抜けた力一杯の歓待をする。
日本の政府官僚のへたれっぷりをくすぐりつつ、下町庶民への愛情たっぷりな語らいが見事。

オチ後にステージ裏からホリゾントが開くと、ひな壇にリアル人間雛人形が現れて眩しい。
お話のリアルヴィジュアル化(笑)
素敵な演出。

古典「紺屋高尾」
前2席では、ゆったりとしたマクラの世間話が楽しかったから、いきなり本題へ突入したから驚いた。
なんかマジ気合を感じて背筋シャンとしました。
黒の紋付羽織袴の正装で、志の輔さんの強いネタへの思いとみました。
昨年、師匠談志の死への追悼もあったろうし、3.11への思いもあったはず。

このネタは、不屈の意思への強烈な共感だろうし…。

志の輔 手ぬぐい

昨年の震災で大きな空洞を心に作っておりますが、その中でも我々日本人の科学進歩への共感、おもてなしの美学、不屈の意思といった美点を、それぞれ三席の中に思い起こさせてくれ、とても素敵な夜でした。

幕後、ステージにお囃子連。
志の輔さんの口上で三三七拍子のシメ。

ニッポン頑張りましょう!な気分で。

2012年1月  東京 渋谷パルコ劇場にて観覧
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お雛さまこけし
台座?座布団?にちょこんと座る二人が可愛らしい。
お雛様 前 お雛様 後



志の輔らくごindex

NIKON D-700
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志の輔らくごdate

| 舞台 | 05:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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立川談春 独演会 「アナザーワールド 8」

談春 アナザーワールド8

江戸庶民は、藝術である。

落語は狙い撃ちのように、さあ聴いてやるぞ! と息せき切って出向くのが嫌いで
暇だからちょっと寄ってみるかって寄席小屋でのんびり一人で時間潰しするのが好き。

しかし立川流
寄席には出られませんから…

談春さんの古典話は定評どおりさすがに気持ちがいい。
いきなり出てきて「前座じゃないのかい?」
と、軽いくすぐり。

この「アナザーワールド」っていうシリーズは前座さんが勤めたあと、
談春さんが出るという独演会構成ってのを観客は心得ているので軽く湧いたりして。
ハナっから本人登場の意表らしい。
で、今日は特別に前座は凄い人が出ますから…と、脅す。
関西の大御所で、名前は出さないで!と、くどいことくどいこと。

アナザーワールド8 演目.
◎ まあその守秘義務は守って名は伏字処理しましたが、テレビでよく脱ぐマナブさんです(笑)

まず談春さんの「猫久
あっさり饒舌にこなしてた感じだけど、聞く所によるとこのハナシは卸しとの事。
初物に挑むというのが『アナザーワールド』のコンセプトと、そのとき知りました。
談春さんも、「勉強みたいなそんなもん、家でやれってはなしですが…」
には、笑いましたけど。

続いて真っ青な羽織も美しい、よく脱ぐ御仁の「お直し
色な文化
ダメな男としっかりものの女房
そして粋なサゲ

無駄なくあっという間に駆け抜ける感じでした。
このよく脱ぐ御仁は、フリートークはとてもいい味のグダグダ感があるんですが、
落語になるとスマートです。
落語っていいなあ。

ラストは談春さんの「紺屋高尾
このはなしは大好きだから嬉しかったなあ
昔、志ん朝さんのべらんめえ調に涙したなぁ…

「お直し」と「紺屋高尾」

江戸廓ばなし競演ってとこですね。
原発えらいことになってるのに、のんきでいいです。
これから多分日本は貧乏になるけど、江戸庶民の屈託のない頑張りを祖にする我々は、根拠なく楽観させます。

二葉亭四迷が「 I LOVE YOU を、あなたとならば死んでもいい 」と訳した
といったマクラで入るんですね
かっこいい。

談春さんの「やり手かッ」の抜け方
とてもいい。

「久さん.......(タメてタメて)元気?」
グッとくるし。

長屋の親方夫婦のスチャラカ会話はもっともっと盛ってほしい、とは思う。
せっかくの一人会だから持ち時間もあるはずだし。

立川流の人たちを寄席で感じたい。
こんな名作古典をどう談春さんコンパクトにまとめるのかを。

2011年4月11日 東京 成城ホール にて観覧
紺屋高尾 立川談春(2007年1月12日の「第4回朝日いつかは名人会」より)
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夫婦こけし
「紺屋高尾」の満点カップルに見る美しさ
理想ですね。
お土産こけし定番スタイルのこのペアこけし
理想ですね。

夫婦こけし 前 夫婦こけし 横



談春 index

OLYMPUS E-330
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL 25mm (35mm換算値 50mm) f2.8
4/3型 LIVE MOSS  7.5 megapixels
adobe PHOTOSHOP 5.5

談春 date

| 舞台 | 01:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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